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キャプテンコージの世界一周旅日記

アンデスの国と人 ~街と治安編~

エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ

地図南米の国々はとにかく治安が悪いと言われている。だがそれは一部の地域に限ったことであり、ちゃんと危ない場所と犯罪の傾向を把握していればあまり問題はない。

まず治安が悪い場所と言えば都市だ。どこの国でも首都の旧市街というのはその国を代表する危険な場所になっている。以前一番評判が悪かったのはペルーの首都、リマだ。だが近年ペルー政府が観光に力を入れ、ツーリストポリスを各ブロック毎に配置するなど治安改善にも努めているせいか、驚くほど治安は良い。何かあったらすぐツーリストポリスのところに行けばいい。

エクアドルの首都、キトは安定して治安が悪い。キトの旧市街は400年前のスペイン統治時代の街並みが残り、夜はライトアップなんかもしていてとても綺麗なのだが、一本裏に入ると真っ暗で、確実にやられると言われている。ここでは裏通りに入らないに限る。

写真最近の注目株はボリビアの首都、ラパスだ。ボリビアと言えばほのぼのとした国民性で知られているが、さすがに首都となるともうそうは行かないらしい。1つのドミトリーに泊まっていた8人の旅行者のうち7人が強盗に遭ったという話も聞いた。だがキトと同じように表通りは大して問題ないので、裏に入らなければいい。

旅行者が集まる観光地も犯罪率は高い。ペルーのアレキパでも俺がいた頃には首絞め強盗(後ろから首の頚動脈の部分を絞め、気を失ったところで身包み剥がすという手口)が流行っていた。彼らはペルー各地の観光地を転々としている流浪の強盗団らしい。取り締まりの目が厳しくなると活躍の場を移し、また忘れた頃に戻ってくる。対策としては、まずは情報収集だ。宿の人に聞けばその時その街でどんな犯罪が流行っているかや、その対策を教えてくれる。

首絞め強盗などはかならず暗い人気のない場所で後ろからやってくる。そういう場所に入ったら、頻繁に後ろを振り返りながら歩くことだ。警戒しているぞという気配を出しておけば、彼らだって滅多に襲ってこない。それ以前に暗い夜道を歩くときなどは、取られたら困るものを持たないことが一番だ。彼らはその道のプロであり、カモを見分ける目を持っている。何も持っていない人は何も持っていないオーラが出ているもので、そういう人を襲ったりはしないだろう。

写真手ぶらで外出するには宿に貴重品を置いていくことになる。これに抵抗を感じる人も多いし、実際に泥棒宿(宿の従業員や外部の人間が盗みを働く宿)と言われる宿も結構ある。だから宿選びというのはとても重要だ。宿情報は旅行者同士で交換するのが一番確かだが、情報がないときは実際にその宿や従業員を見て決めればいい。ちなみに、家族経営の宿は信用できるというのが俺の持論だ。

俺はここなら大丈夫だろうという宿に入ったら、もう100%信用して貴重品は置いてしまう。どこかで線を引かないと常に気を引き締めている必要があるので疲れてしまうし、何より手ぶらで外出するという気楽さには替えられない。

最も性質が悪いのは、腐った警察だ。有名なのはチチカカ湖の南、ペルーとボリビア国境のボリビア側国境警察だ。彼等は出国しようとしている旅行者を呼びとめ、持ち物チェックをするといいながら金を取るのだ。これは防ぎようがない。抵抗しようとすると捕まってしまうし、助けを求めるにも当の警察がこれでは求めるところがない。ここの国境は越えない方がいい。すぐ北のコパカパーナにも国境があるのでそっちを使えばいい。

こうやって挙げてみるとやはり危ないじゃないかという感じだが、所詮これらの国では命を奪われるような犯罪というのはとても少ない。奴等だって命が欲しいわけではなく、金が欲しいだけだ。こちらからすれば、やばい時は金を出せばいいだけだ。失うものは大きくはない。そう開き直ってしまえば、南米だってそんなに怖いところではないものだ。強引かな。。。


(写真は共にアレキパの旧市街)