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キャプテンコージの世界一周旅日記

忘年会シーズン?

エクアドル キト

地図エクアドルに忘年会というものはないのだが、とにかくこっちの連中はフィエスタ(お祭、パーティ)が大好きだ。12月の第1週はキト・フィエスタであちこちでパーティをやっていたと思ったら、その次の週からはエコ・トラッカーズでパーティの連続だった。

12月13日、前の日にエクアドルに着いたエヴァ(オランダの大学生、エコ・トラッカーズの手伝いをしながら自分の研究テーマであるエコ・ツーリズムの調査をしている)の両親の歓迎会をした。食べ物と酒を買い込んでエコ・トラッカーズの2階のバースペースに集まった。参加者はマックス・ファミリー(マックス、奥さんのベロニカ娘のアントネラ、モンキー、ドメニカ)、エヴァ・ファミリー、生徒(ジェラルド、アンナ、俺)、アンナの彼氏のヤン、マックス・ファミリーの友人数人だ。

パーティも盛り上がってくると、サルサタイムとなる。こっちでは音楽もダンスもとにかくサルサである。バスの中にまでサルサがかかっているくらいだ。マックスとベロニカが踊る。それを娘や他の皆がはやしたてる。前日アントネラにステップを教えてもらったジェラルド、エヴァ、俺が踊る。娘達が踊る。エヴァの両親も踊る。この二人のダンスはめちゃめちゃなのだが、それがまたおかしくて場を盛り上げ、実際二人も楽しんでいる。

写真このエヴァの両親、アルバートとマリーケはとても魅力的な二人で、あっという間に皆の人気者になった。エヴァは旅好きでしょっちゅう海外にいるのだが、それで寂しくないかと聞くと、「私は娘を愛しているけど、だからと言っていつも側にいて欲しいなんて全く思わないわ。私にはパートナーのアルバートもいるし、友達もたくさんいるし、やりたいことだってたくさんある。お互い自分の人生を生きればいいのよ」とマリーケは答えてからエヴァとアルバートにキスをした。

夫や子供のために生きるのが全てだと思っている俺の母親に聞かせてやりたい言葉だ。ただこのマリーケ、普通こっちでは挨拶の時にお互いほっぺを合わせて軽くキスをするのだが、すっかりお気に入りになってしまった俺には毎回強烈なキスをしてくる。さすがにそれには俺もたじたじだった。

父親のアルバートはブラックジョークもがんがん飛ばす、とても65歳とは思えない程若いおっさんで、旅、セックス、ドラッグ、仕事、恋愛とどんなことでも友達のような感覚で話すことができる。実際これだけ歳の離れた人とこんなに話すのが楽しいと感じたことはなかった。

その後いまいち目的の分からないパーティが数回あり、クリスマスを迎えた。12月23日はジェラルドの誕生日だったので、クリスマスと誕生会を兼ねたパーティをした。場所も参加者もいつもと同じだ。そしてパーティもいつもと同じように進む。

写真途中からサルサをかけ、ベロニカが「バモス、バイラール!(さあみんな踊るわよ!)」と叫んでダンスが始まるのだ。ベロニカはいつもにこやかで優しい母親なのだが、パーティとなると人が変わったかのようにテンションが高くなる。さすがラテンの女だ。

次の日、クリスマスイブはこっちでは家族だけでしっとりと過ごすらしく、マックス家も街もいつもよりおとなしかった。なぜかジェラルドと俺はグリンゴーランド(外国人旅行者向けのホステルやバー、レストランなどが集まっているエリアの総称)でグリンゴーズだらけの店で騒ぐ気にもなれず、二人でしっとりと過ごした。ちなみに俺は数日前にカルロスのマンションからエコ・トラッカーズのアパートに引越し、皆と一緒に生活しはじめた。

12月30日はベロニカの誕生会だ。ジェラルドと俺は台所用品とかカーネーションを買って用意しておいたのだが、なんとマックスは当日の夕方まで誕生日の事を忘れていた。

この日はアパートでのパーティだった。ベロニカとアントネラがご馳走を作った。ダイニングのテーブルに人が座りきらないので、リビングからソファを持ってきたりと皆で準備していたところ、気が付くとマックスだけ一人でテーブルに付いて料理を食べ始めていた。アルバートが「マックス一人だけ食べはじめているぞ」と突っ込むと、マックスは例のごとく「ムイ・ビエーン!」と言ってニコニコしていた。今回は確かに料理はおいしかったが、、、そうじゃないだろ、マックス!

そんなこんなで俺はエクアドルで愉快な人たちに囲まれながら、2003年が暮れようとしている。