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キャプテンコージの世界一周旅日記

キト生活スタート

地図南米の左上、コロンビアとペルーの間にあるエクアドルは、知名度こそ低いが魅力たっぷりの国だ。

写真首都のキトがあるシエラ地方は、4~6000m級のアンデスの山々に囲まれ、赤道直下(エクアドルとはスペイン語で”赤道”を意味する)にありながらも年間気温は14~19度と、”永遠の春”とも形容される気候だ。そしてキトの旧市街はスペイン統治時代のコロニアルな街並みがそのまま残っており、ユネスコ世界遺産にも登録されている。

アンデスの東のオリエンテ地方は、ブラジルまで広がる熱帯樹林ジャングルであり、アマゾン川の源流もここにある。

写真太平洋に面したコスタ地方は多くの美しいビーチを有し、さらに港町グアヤキルから飛行機で1時間半程も飛べば、あのダーウィンの進化論でも有名なガラパゴス諸島もある。

そんなエクアドルに初めて来たのは2001年の夏の終わりだった。(9.11の同時多発テロ発生の瞬間、俺はキト空港でパナマ・シティ行きの飛行機を待っているところだった!)キトの街が気に入り、ここでゆっくり住んでみたいなと漠然と思っていた。その思いが今現実になろうとしている。一体どんな生活が待っているのか、俺は期待に胸を膨らませ、キト空港に降り立った。

空港にはカルロスとサンドラが迎えに来てくれていた。俺がゲートから出てくるのを見ると出迎えの人混みの中二人してジャンプしながら大きく手を振っている。

二人とは1996年、インドのアグラで食中毒になって苦しんでいた俺を助けてくれたのが出会いだった。翌年二人は日本に来て1週間ほど俺の実家に泊まった。前回の俺のエクアドル滞在でも二人のマンションに泊めさせてもらった。そして今回も、二人の言葉に甘えてしばらくは居候させてもらうことになっていた。

カルロスはエクアドル人の弁護士、サンドラは英語学校を経営するイギリス人。籍も入れてないし子供もいないカップルだ。そんな二人はエクアドルの標準よりもはるかにリッチで、豪華なマンションに住み、1年に一度は1ヶ月以上の休みを取って海外旅行に出かける。俺にとって憧れの兄貴と姉貴のような存在だ。

初日は平日だったにも関わらず、彼らとここ数年のお互いの旅の話や思い出話で夜中まで盛り上がった。

次の日から早速スペイン語学校を探しはじめた。目に付いた学校にはとりあえず入って説明を受ける。キトでの生活のメインになるだけに、妥協はしたくない。

三日間歩き回って決めたのは、キト新市街の目抜き通り、Avenida Rio Amazonasに面したECOTRACKERSという学校だ。決め手はいい加減とも言える程超フレキシブルなレッスン体系、授業料の安さ、手作りっぽい学校の雰囲気、校長のマックスの人柄、その長女のアントネラの爽やかな笑顔などなど。まだ他の生徒とは会ってないが、キト滞在中はきっとこの学校と深く関わり合うことになるだろう。

ちなみに今はキト祭りの真っ最中。毎日昼間からチバスと呼ばれる改造トラックの荷台にたくさんの人が乗り込み、下手なトランペットに合わせて歌いまくり踊りまくりながら市内を走り回っている。キト市内でいったい何台のチバスが走っているのか分からないが、相当な数だ。二台のチバスがすれ違う時には、どちらが盛り上がっているかを争って大騒ぎとなる。ラテンの国ならではの雰囲気だ。

俺はまだそのノリにはちょっと付いていけない。何度かチバスの上から呼ばれたが、恥ずかしくて乗れなかった。果たして俺はこんな人たちとうまくやっていけるのだろうか。。。