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キャプテンコージの世界一周旅日記

カテリーナとナタリー【前編】

エクアドル キト

地図エクアドル最初の週末は、キトから車で4時間程北西に走った所にある、CABANAS OCHO BHADRAというメディテーションセンターにカルロス&サンドラと出かけた。

この4時間の内訳は、Saguangalという村までの120キロを3時間、そこからOSHOセンターまではたったの6キロに1時間かかるという山奥の奥の超悪路だ。途中何度かサンドラと俺が車を降りて、カルロス一人で運転しなければならないような岩だらけの道があったり、今にも崩れ落ちそうな吊り橋を渡ったりと、スリリングなドライブだった。だが山自体はとてものどかで美しく、たまにすれ違う人は皆笑顔で挨拶を交わしてくれた。

写真そんな道で母娘二人がヒッチハイクして乗ってきた。このお母ちゃん、山のことなら何でも知っている。カルロスやサンドラが「この花は何?」「あの木は?」「あの鳥は?」「あの蝶は?」と聞けば、全て答えてくれる。綺麗な花を見つけては車を降りて娘が摘んでくる。まさに自然の中に生きる母娘と言った感じだ。さらにこの子は14人兄弟の末っ子だと言う。大自然の中に暮らす大家族、一体どのような生活なんだろう。

この日の集まりはカルロスの伯母のソニアが企画したもので、昼は川で遊んだり散歩をしたりと各々思い思いに過ごし、夕方からのメディテーションと、インドで何十年も修行を積んだというOSHOセンターのオーナー(何の修行だかは分からないが)のリードによるタロットのようなカードを使ったゲームのような占いのようなカウンセリングのような何か(これも実際俺には何だか分からなかった)がメインイベントだった。

俺はそういうことにはあまり興味がなかったので、大自然や参加していた人たちとの会話を楽しんでいた。

写真参加者の中に、ソニアの娘のカテリーナとナタリーという姉妹がいた。姉のカテリーナ(20歳)は元気で明るい性格の上に顔も可愛らしく、英語もうまい。妹のナタリー(19歳)はおとなしくてちょっと暗い感じのする子で、英語もほとんど話せない。他にほとんど若い人がいなかったせいもあって、三人で一緒にいる時間が多かったのだが、ナタリーとスペイン語では十分にコミュニケーションが取れず、まずいなとは思いながらもついついカテリーナとの会話ばかりになってしまい、ナタリーはなかなか入ってこれない様子だった。

2日目、皆で近くの川に遊びに行った。俺は川遊びが大好きなので、岩から岩へ飛び移ったり、岩の上から深みに飛び込んだりして楽しんでいた。するとカテリーナが後に付いてきた。皆は浅いところに座っていたり、岩の上で寝そべって俺達の方を見ている。その中にナタリーもいた。

しばらくするとカテリーナがもっと上流に行こうと言い出した。今度はカテリーナの後に俺が付いていくような格好になった。カテリーナは「私達しかここまで来れないわよ」とはしゃいでいる。そんな俺達の姿をナタリーはずっと目で追っている様子だった。

皆のいる場所から随分と離れた大きな岩に登り、しばらくの間そこに座って話をした。大学でのファッションの勉強のこと、将来デザイナーになる夢などを無邪気に語るカテリーナの話を聞きながら、俺はナタリーの視線が気になって仕方がなかった。