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キャプテンコージの世界一周旅日記

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旅立ちの日

日本 成田

日本を発つ前日、親しい友人達が集まって壮行会を開いてくれた。さすがに今回の旅は1年というこれまでにない長い期間になるということもあり、楽しく飲みながらも内心込み上げるものがあった。別れを惜しみつつもその夜は終わり、ついに出発の朝がやって来た。空港には前日の夜からの友人数人と両親が見送りに来てくれていた。俺は皆との別れの辛さ、これからの期待と不安で妙に興奮していた。

すると、「コヤスーコウジサマー、至急ブリティッシュエアウェイズチケットカウンターまでお越しくださいー」というアナウンスが。行ってみると担当の人が神妙な面持ちで立っている。「大変申し訳ありませんが、本日は航空券を発券することができません」・・・・。「はぁ?ハッケンデキナイ???」耳を疑った。そんなことが有り得るの?今回の航空券はOne World Explorerという世界一周チケットだったのだが、俺のフライト数が旅行代理店の発券できるキャパを超えていたため、出発当日に航空会社のカウンターで直接発券してもらう手はずになっていた。それが、旅行代理店から発券に必要なデータが全て届いていないため、その日中には発券できないという。信じられなかったが、天下のJ○Bが大チョンボをしてくれたようだ。皆唖然とした。なぜか俺の母親だけは大笑いをしていた。。。

そのまま見送りの人たちと一緒に家に帰った。散々別れの挨拶をした後だっただけに、妙な気まずさがあった。なぜか皆口数が少なかった。結局出発は3日遅れたのだが、壮行会に集まってくれた友人たちを始め、行って来ますと挨拶をしてくれた人たちなど誰とも連絡を取らなかった。

さて、どうせもう遅れてしまったものは仕方がないので、後からあの時遅らせてよかったと思えるようにしようと、黄熱病の予防接種を受けることにした。東京検疫所には意外に多くの人が様々な予防接種を受けに来ており、1人3分くらいの忙しいペースで回している様子だった。

俺の順番がやってきて、先生が注射の針からピューッと液体を飛ばしながら俺の問診表(海外渡航予定などが書かれてある)に目をやり、「他の予防接種はしてある?」と聞いてきた。してないですと答えると、打とうとしていた注射を元に戻し、感染症について語り出した。俺が後ろの人達が待っているのを気にしてしまう程の熱くて長い語りだった。これだけの渡航地域・期間では最低でもA型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病はやっておくべきたどいう。感染率の高いマラリアについても何の対策もしてないと言うと、そんな俺を見かねたのかその日の晩に先生の病院に来なさいという。お言葉に甘えて伺うことにした。

病院でもまた熱い語りが入り、その後超強力虫除け薬とマラリアに感染した際のスタンバイ治療薬を処方してもらった。(マラリアについては内服薬で完全な予防は不可能なため)今回は中東とアフリカをこのマラリア対策で凌ぎ、エクアドルでその他必要な予防接種を行った後に南米を回ることにした。先生の話を聞いて、これまで全くそんなことを気にせずに旅をしてきて、いつも無事だったのは単なるラッキーだったんだなと思った。衛生状態の良くない国への長期間の渡航を予定している人などは、一度感染症のスペシャリストである西澤先生に相談してみてはどうだろうか。

そんなわけで、出発が遅れて良かったなと今は思っている。J○Bさん、ありがとう!嫌みっぽいかな?でも本当にそう思っていますよ。

<感染症を防ぐ非常に重要かつ基本的なポイント>

  1. 虫に刺されないようにする(長袖長ズボン、防虫スプレーなど)
  2. 生水を飲んだり、生の物を食べたりしない(俺はタフだから大丈夫!というのはちょっとしたバクテリアなどには通用するが、感染症にはまず通用しない)
  3. 見知らぬ人とHをしない(やむを得ない状況ではコンドームを使用すること。コンドームはないけどとにかくやむを得ないのだ!という場合は、、、我慢しましょう。自分や恋人の命を大切に思うなら。)
  4. 最新情報を厚生労働省検疫所ホームページ(海外渡航者のための感染症情報)などから得る。

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