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キャプテンコージの世界一周旅日記

大麻取締現場!

スイス ローザンヌ

地図パリからスイスのローザンヌまでは鉄道で移動した。俺の席は向かい合わせの4人席が通路を挟んで並んだうちの1つだったのだが、柄の悪いイタリア人の5人組と一緒でうざかったので、その車両の1番後ろの席に移った。車内はガラガラだった。俺は車窓に広がるのどかな景色を楽しんでいた。

しばらくして国境を越える旨のアナウンスが入り、フランス側、スイス側の警官がそれぞれ2人ずつ車内に乗り込んできた。スイスは非EU加盟国だが、特にパスポートチェックもせず、警官は乗客の顔だけ見ながら通路を歩いていた。そして事件は起こった。

1人の警官が他の車両のトイレにでもいたらしい例のイタリア人のうちの1人を連れて俺がいた車両に戻ってきて、荷物を見せろと言っている。奴等が5人グループだと分かると、荷棚に置いてあった車両全員の荷物を確認し、その5人の荷物だけを下ろした。

しばらくその場で何かやりとりをしていたが、そのうちその中で1番気の弱そうな奴を車両の後ろの席まで引っ張ってきた。まさに俺の隣だ。

「持ってるなら今のうちに出せ。もし俺が先に見つけたら大変なことになるぞ」と低い声で警官は凄んでいる。そのイタリア人はしばらく抵抗していたが、ついに観念して自分からそのモノを取り出した。ビニールの中に3gほどのマリファナらしき葉っぱが入っていた。

もう1人の警官がそいつを他の車両に連れて行き、吐かせた警官が次の奴をまた引っ張ってきて、先程と同じ作戦で攻め出した。今度の奴はずいぶん気の強そうな奴で、頑固に抵抗していた。警官はそいつを小突きながら詰問していたが、あくまでそいつは持っていないと突っぱねていた。すると警官はそいつの荷物を細かく調べ出した。

服から何から全て1つずつバッグから取り出して、調べては空席に放り投げていく。そいつは何かイタリア語で汚い言葉を吐いている。結局荷物からは出て来ず、警官はそいつに来ている服を全部脱げと言い出した。ここでは脱げないとそいつが答えると、トイレに連れて行かれた。

他の奴等も全て同じようにやられ、結局2、3人の荷物からマリファナが発見された。全て俺のすぐ隣の席で行われた。俺は何もヤバイものは持っていなかったが、妙に緊張した。いや、むしろしびれた。目の前でそんな現場を見るなんて!

その後列車はローザンヌに着き、俺は結末を見届けることはできなかった。フランスやスイスの法律については知らないが、恐らく少量の所持でも違法だろう。どうなったことやら。。。