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キャプテンコージの世界一周旅日記

恐るべしエジプシャンバス PART.1

エジプト カイロ

地図シナイ半島の紅海に面したダハブでリゾートを満喫した後、夜行バスでカイロを目指した。体のデカイ俺にとって、長距離のバス移動というのは実に辛い。隣の窓際に座ったのはオランダ人の男。オランダ人だからもちろんデカイ。「これで朝まではキツイな」と二人で話していた。

前の席はドイツ人の女の子二人組。アフリカを旅しているバックパッカーにしては珍しく、なかなか可愛い二人組だ。バスが走り出して間もなく、窓側のドイツ人の女が座席を最大限に倒してきた。おかげで、隣のオランダ人の男は俺の席の前方に、俺は通路に足を出して座るような格好になった。お互い「まいったねぇ」という苦笑いを交わしていた。

しばらくしてその窓側の女の前の席の人が後を振り向いて「席を倒してもいい?」とその女に尋ねた。するとなんとドイツ女は「ダメよ、スペースがないんだから」と言いやがった。なんだってぇ?よくもそんなこと抜け抜けと言えるもんだ。俺とオランダ人は顔を見合わせた。

そのうちに、バスに乗り込んでいるバス会社の女の人がティーサービスに回り始めた。サービスと言っても有料だ。後から料金を徴収しに来る。しかもエジプトのバスの紅茶は法外に高い事で有名だ。もちろん俺は飲まない。だが、前のドイツ人の女二人は紅茶をオーダーして飲んでいた。

しばらくしてから、バス会社の女の人が紅茶の料金の徴収に回る。ドイツ人の女が「いくら?」と尋ねた。「25ポンド」です。俺は一瞬、耳を疑った。「はぁ?それ高すぎるんじゃない?この紅茶いくらなのよ!」「2ポンドです。サービス料が23ポンドです。」とんでもない金額だ。ドミトリー1泊5ポンドから泊まれる国だ。ちょっと いいレストランでも25ポンドあれば豪華な食事ができる。「はぁぁぁ?サービスって何よ!サービスって何なのよ!」ドイツ人の女は大声で叫んでいる。

俺はおかしくて仕方なかった。普段だったら俺も一緒に怒っている所だが、ここはこの一言につきる。

「ザマーミロ!」